お話はドイツ人のお父さんが、部屋をもらった息子に対して語った「片づけ上手になる方法」です。
いいかい、一人ひとりの人間にはちゃんと家があるように、モノにだって、それぞれの決まった居場所が必要なんだ。
だから君が、それらのモノの住所を決めてあげたらいいんだよ。
そう、頭の中でモノの街を作ってあげるって感じかな。
たとえば、この机を駅にしよう。
駅は町の中心だからね。
じゃ、毎日使う「教科書」はどこに住んでいたら便利かな?
そうやって、一つひとつのモノの住所を決めていき、教科書は机の正面のある棚へ。
鉛筆や文房具は「駅の地下」である机の引き出しへ。
机の横の大きな棚は、「高層ビル」だからここへも本や道具を。
ほら、「ぼくの街をつくる」と考えるとウキウキして、片づけることが楽しくなるだろう?
そして、部屋が全部片付いたとき、君の頭の中には完全に町ができあがっているはずだ。
君の街だ。
何がどこにあるのかも、君なら全部わかる。
家の中を整理するということは、頭の中を整理することと同じだよ。
何がどこにあるのかわかっていたら、探さずにすぐ取り出せるし、考えずにさっと片づけられる。
だから、いちばん初めによく考えることが肝心なんだ。
家がぐちゃぐちゃだったり、机がぐちゃぐちゃの人は、頭の中ちゃんと整理できていないんだと思うな。
家や机の環境が人間をつくるんだからね。
机は駅だといったね。
これは君が勉強していく、いちばん大切な場所になるんだよ。
そして、ここは出発点でもあるんだ。
ここから、君が行きたいと思う世界のいろんな場所にいけるんだよ
引用 イライラしない子育ての本~怒らずに子どもを伸ばすコーチング~
このお父さん最高。
伝え方もうますぎる。
大人のオカンでも片づけに対して
すごく考えさせられました。
「いいから、片づけなさい」
「キレイだと気持ちがいいでしょ」
「片づけできないと恥ずかしよ」
理由もなく一方的な言葉がけではなく、ドイツ人のお父さんのように、お片付けする理由を子どもにはちゃんと伝えていこうと思いました。
片づけの本ではありませんが
コーチングの本で紹介されていました。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。